木造住宅の耐震設計
防腐・防蟻

 構造材の腐れや白蟻の被害は、耐久性ばかりでなく、地震時の被害が大きくなるおそれがありますので、次のような措置を行います。


地盤 / 建物の形 / 耐力壁の配置 / 建物の重さ / 基礎 / 土台 / アンカーボルト /
  / 筋かいの耐力壁 / 合板等の耐力壁 / 床、屋根 / 防腐、防蟻 / 枠組み壁工法住宅




@床下換気口は5m以内に設け、その大きさは300平方センチメートル以上にするなど、床下が湿潤状態にならないようにします。

A土台には耐久性の高いヒノキ、ヒバなどを用いるか、防腐・防蟻処理した 木材を使用します。

B土台及び床組は、基礎のせいを高くして地盤からの吸湿を防ぎます。

C構造耐力上主要な部材である土台・柱・筋かい等で地盤面からの高さが1m以内の部分には防腐・防蟻処理を施します。

D小屋裏の換気のために、有効な小屋裏換気口を設けます。

E浴室の壁やモルタル塗りの外壁等は、水分が壁の内部に入ると乾燥が非常に遅くなりますので、壁は内部の換気が十分に行えるようにします。

F地域によっては防蟻剤で土壌処理を行うか、布基調と一体となったベタ基礎等を造って、地中からの白蟻の侵入を防ぎます。




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